磁気刺激療法(TMS)とはどんな治療法か?

ここ数年、精神の不調や疾患を訴える人が激増しています。

その中でも最もポピュラーなものといえば「うつ病」です。

主な症状として、気分の落ち込みや意欲の減退や不眠などが挙げられ、精神疾患に詳しくない人にも広く認知される病気になってきたといえます。

うつ病の治療方法といえば、やはり脳内の神経伝達に効果のある薬やカウンセリングといった方法が代表的です。

ですが、今までになかった新しい治療法がにわかに注目を浴びています。

それが磁気刺激療法(TMSとも呼ばれる)です。

▼詳しくはコチラ≫≫≫磁気刺激治療とは? | 磁気刺激によるうつ病治療なら新宿ストレスクリニック

【磁気刺激療法のしくみ】

喜怒哀楽を中心とした人の感情というものは長い間「心が作り出している」といわれてきました。

ですが、長年の研究によって感情をつかさどるのは心ではなく「脳」であり、その中でも前頭前野という部分にある「背外側前頭前野(はいがいそくぜんとうぜんや)」が大きく関わっていることがわかりました。

磁気刺激療法は、その背外側前頭前野に磁気の刺激を与えて、判断力や意欲を正常に作用させるのと同時に、扁桃体のバランスを整えることにより不安や恐怖感を抑えていきます。

その結果、うつ病の治療効果を上げていく作用があるというわけです。

【磁気刺激療法の気になる効果やメリット・デメリット】

気になる具体的な効果ですが、磁気刺激療法を約6週間にわたり受けた結果、治療開始前のうつ病の状態が「10」だとしたら、治療後に約「2」ほどにまで改善されるといわれています。

メリットとしては、1回の治療時間が40分ほどと短いため、会社を退職・休職せずにうつ病治療が可能なところにあります。

また薬物治療や電気けいれん療法(ECT)に比べても、副作用が少なく安全性が高いのが特徴といえます。

とはいえ、磁気刺激療法は日本に導入されてまだ日が浅いため、専門で治療を行っているクリニックや病院は少ないことがデメリットです。

通院のストレスでうつ病が悪化しては元も子もありません。

また、一般的なうつ病治療法と同じく、磁気刺激療法も治療を受ける患者の状態や体調によっては、「劇的に効果があった」「余り効果を感じられなかった」という個人差もあります。

絶対に治るとは言い切れませんので注意が必要です。

その中でも、いちばんネックとなるのはやはり治療費でしょう。

磁気刺激療法は保険適用外の扱いとなるため、治療費は平均100万円とかなり高額になります。

治療費と効果は必ずしも一致するものではないのがうつ病の特徴でもありますので、治療を検討している人は医師とよく相談することをお勧めします。